職場のメンタルヘルス
町医者ホンネ日記5へ
2005年3月10日 ジョルジュ・ラトゥール展
いかさまトランプ師や羊飼いのヨハネ、懺悔するマグダラのマリアなどは良かった。蝋燭の炎の描写は本当に美しい。だが管理人は本当はカラヴァッジョを見たいのだな。にしても、世界中でラトゥールの真筆は40作しかないので、その半分近くが見れたというのは稀なことだろう。
これは、天使が聖人(誰だか覚えていない)に何かを告知しているという絵なのだ。でも自分には、孫娘が、爺さんに、「こんな所で寝ていると風邪ひくよ!」って、起こしているとしか見えない。
でもめっちゃ、神秘的なのですね、蝋燭の炎が。
これほど蝋燭やランプの炎を上手に書く人はおりますまい。
600万画素のデジカメでも、こうは表現できないでしょう。
左の写真は、アクセスしやすいように単に画像のバイト数を減らしているので、良くは見えませぬが。
ともかく
国立西洋美術館にGO!
それみたら、東京国立博物館の中宮寺の国宝みたら良いですよ。仏像マニアには定番のお宝ですが、後ろから見えるのがいい。彼女(ぼさつ)は今流行の「くびれ系」です。
東京国立博物館
国宝 中宮寺菩薩半跏像
3月8日〜4月17日
2005年 2月19日 ミラクルリーフ花蕾と「Mの悲劇」
1月30日のは花ではなくて、蕾だった。

まあ、緑の花というのはありえない。
で、暫くしたら、左側のような赤い花が徐々に出てきた。
セイロンベンケイソウ=ミラクルリーフの花を咲かせるのは
割と難しいらしい。もともと亜熱帯の植物だから・・・。
暖冬という噂は管理人にとっては、ガセネタで、この冬はめっちゃ寒い。
で、毎晩、エアコンを27度くらいに設定して、つけっぱなしにしていたら、亜熱帯の植物の花が咲いたというわけ。
それにしても萼(がく)がでっかい花である。
全体的構図は下の写真(若干レタッチしている)。

それにしても、寒いったらありゃしない。
今日は、湯河原の「
おおきじま」に行ったけれど、さすがに屋上の露天プールには
人影はまばらだった。
ああ、早く夏が来て欲しい。
それまで「
Mの悲劇」をみていよう!
ハセキョーと稲垣吾郎さんの素晴らしい心理ドラマだ。
まさかハッピーエンドはないと思うが、安藤衛の美紗への気持ちの変化は・・・
当惑、不安、恐怖、怒り・・・そして第5話で納得、そして、6話では憐憫の情が・・・
「可哀想、てえ事は、惚れたって事よ」という古い文句が当てはまる可能性もある。
美紗に「憎さ余って、愛しさ百倍!」なんちゅう、対立物への転化があって、ラストはハッピーエンドだったりして。それは面白いけれど、視聴者は「リアリティーに欠ける」と抗議するかも。
でも昔、長瀬智也と本上まなみの「
砂の上の恋人たち」(≠植物群)というドラマがあった。
長瀬智也の恋人(菅野美穂演じる)が、本上まなみ演じる女性の運転するサンドバギーかなんかで轢かれて亡くなってしまう。長瀬智也演じる男性は怒り狂うが、この女性と恋に落ちてしまう、というものだ。
可愛さ余って憎さ百倍の逆は、なかなか起こり得ないけれど、人間関係には絶対的な憎さとか愛などはありえない、相対的なものだ。赤白に分かれているのではなく、ホワイト−ピンク−レッドというベクトル上を動くのだと思う。
2005年 1月30日 セイロンベンケイソウその後
セイロンベンケイソウ・・・いわゆるミラクルリーフの花が咲いた。
うら寒い、今年の冬のさなかにである。
うす紫色の縦長のほおずきみたいだ。
亜熱帯の植物の花が、なぜ冬に咲いたのかは不明だ。
2005年 1月 2日 金峯山寺

奈良は、吉野の花桜、には程遠い正月、
金峯山寺にてご開帳中の秘仏、金剛蔵王権現を見てきた。
今年6月30日までで、世界遺産登録の記念だそうだ。
コバルトブルーのお顔をした、見上げるほどの蔵王権現が3体で、ド派手だった。
直リンはしないので、ぜひ同寺のサイトで派手さを体感いただきたい。
この蔵王堂は東大寺大仏殿に次ぐサイズの木造建築なのだ。
2004年12月23日 天皇誕生日は国民の祝日
原稿を書いたり、仕事をしたりするのは、畏れ多くも陛下に申し訳ないことで祝意を示したいところ。
そうでなきゃメンタルヘルスによろしくない。
という建前で、何処かへ旅して、非日常を体感することにした。京都・奈良は、台風22、23号の折、わざわざ行ったからいい(公演の途中足止め)。
考えた末、今年は暖冬なので、身を引き締めるため、高野山
*に決めた。
* 今、夢枕獏の空海物に熱中しているせいもある。
南海電鉄に乗る前、空模様は曇天。びびって「奈良にしょうか〜?」と呟いたら、『ダメダメ、たった一人のイブイブは非日常でなきゃヤダヤダ! 亜希子さまじゃなくて、やっぱし、お大師様』と本能が反応。

で、気がつけば和歌山を経てケーブルカーの中にいて、バスに揺られて、奥の院参堂前。
ここからは「お写真はダメよ !」という聖域。
御廟はとてもシックでお洒落でした。
帰りはほとんど走りながら、戦国武将の墓は無視。

おおあった! 法然上人円光大師のお墓!
質素なことこの上なし。いつも法然院のお庭タダで拝観しているので、十分お礼をしたことは言うまでもない。でも、忠臣蔵は浅野内匠頭、四十七士の墓も見た。
フト時計を見れば『やばい、このペースでは帰れない』というわけで、再び走って一の橋バス停から、バス。
例によって失見当識に陥り金剛峰寺に行くつもりで、波切不動前まで行き過ぎた。 般若湯(C2H5OH)が底を尽きかかっていたが、幸いバスを降りた所に酒屋があった。
350mlの白鶴四合瓶を仕入れた。酒屋の小母さんに小銭を支払ったら、「何処へ行きなはる?」と訊かれたので、根本大塔へと伝えたら、近道を教えてくれた。
おっとっと! 近道は山道でこんな感じ。漸く根本大塔へ着いた。

ゴキゲンな朱色でしょ!
その後、霊宝館で愛染明王や降三世明王像や、伝弘法大師筆の「金光明最勝王経」(重文)、「中尊寺経」(国宝)などを拝む。例によって如是我聞から始まるお経たち。
国宝の「中尊寺経」はコバルトブルーのバックにゴールドの絵と文字だからコントラストがとってもゴージャス。
当然、金剛峰寺へ寄るはずなのが、余りの寒さ(1.3度)で、何よりタイムアウトになるから、諦めてタクシーで高野山駅に行った。
熱い饂飩でも所望いたそうか? などと思っていたら、総ての食堂は閉じていた。
売店の、柿の葉寿司を休憩所で食べたが腹がひんやりだった。
後は南海電鉄で、BOUND FOR なんば、旭屋書店で夢枕獏の本を2冊買って、新大阪から発車。
そして、帰宅したら夢枕獏の2冊は消えていた・・・例によってひかり号への忘れ物・・・今年もやってしまった!
2004年12月15日 難病路線とインフルエンザ
大好き! 亜希子様 もちろん「ラストクリスマス」は録画しているし、織田裕二も好きだ。でも、でも、でも何で難病でなきゃならないの? そうでもしないと視聴率、稼げないのかなあ? と思う。
ずーと昔、かの吉永小百合さんは、「愛と死をみつめて」で骨肉腫のヒロインを演じたという。常盤貴子さんの「ビューティフル」の最期のシーンも感動だったらしいのだけれど・・・管理人は辛くてラストまでみれなかったという、根性なし。
でも人間の死を、テレビドラマという「商品」にする時には、やっぱしルールが大切だと思う。死というものであっても綺麗に描けば良いじゃんという考えもあるだろうけど、本当にいいのかなあと感じる。
まあ、そんなことどうだっていいか?
「ふーん、むずかしい病気の役を演じれば、一流の女優の座が約束されるのだねっ! 亜希子様サイコー!」と、自分を慰める。けど、ラストクリスマス、ラストまで見れないだろうな。
This photograph was captured by my PC. とはいっても画像の著作権は、当然テレビ局さま等にあります。
このサイトのコンテンツの著作権が管理人にあるようにです。
ところで、有用なコンテンツ
風邪の季節になってきました。うがいと手洗いをしましょう。
責任あるビジネスパースンはインフルエンザのワクチン(およそ4000円)を早め*にうちましょう!
*効き出すまで1ヶ月近くかかります。
フルー(インフルエンザの略)は、風邪ではありません。もっと重い病気です。根性では防げないし、ヘタすりゃあ死ぬ事だってあるのです。
「39度の熱だって、こらえて出社しなければならない時代なんだ!」なんて、のどかな事は言わないでくださいね。
みんなにうつして、生産ラインも開発もガッタガタになって、やばいですよ。
ゲホゲホやってお客様にうつしたら、どうするんですか?
かかってしまったら高熱が出るし、グッタリ状態で大の男も働けません。
そしたら、速攻、病院にかかって、リレンザ(Googleで見てね!)という粉の吸入薬を処方してもらいましょう。ホントに早く良くなります・・・48時間以内に使わないと効き目は落ちますが。
まあ、ワクチンは最大の予防法です。アメリカでは会社がお金を払って、ビジネスパースン全員にワクチン打つ会社もあります。
「カゼの熱ぐらいで休む奴は根性なしだ!」と思う気持ちはわかりますがフルーはカゼじゃないですよ。そんな竹槍精神では現代のビジネス戦争はたたかえないし、意外にコストがかさむのです・・・まあ、会社のフトコロは直接痛まないけど、健保組合はタイヘン!
根性ある人事関係者はフルーによる自社の売り上げの損失を研究されたらどうでしょうか?
ぜひぜひ、産業医学を勉強されて、真のコスト意識を持ってくださいね!
それでは皆様、よいお年を!
HOME